フィリップ・ワイズベッカーさんが、ライフワークのように描いている、デッドストックのノートに描いた作品集を複製したシリーズ。原本ノートのシルバーで着色された光沢部分やノートの焼けまでも忠実に再現しています。
本書はアメリカの最初の開拓者たちが作った家具、そして同時代の黒人奴隷の家具についての考察から生まれました。貧しいながらもその場にある道具と素材で工夫を凝らし、極めて原始的な方法で作られた家具に感銘を受けたワイズベッカーは、本書に描いたデッサンを元に家具を自作しています。一部は2022年に銀座ATELIER MUJIで展示されました。
Philippe Weisbecker フィリップ・ワイズベッカー
1942 年生まれ。フランス国立高等装飾美術学校(パリ)卒業。1968 年ニューヨークに移住。アメリカの広告やエディトリアルのイラストレーションを数多く手がけながら、 アートワークも制作。2006 年フランスに帰国。現在はパリを拠点に活動し、欧米や日本で作品の発表を続けている。2002 年アンスティチュ・フランセ日本が運営するアーティスト・イン・レジデンス、ヴィラ九条山(京都)で4 か月間滞在制作。
日本での作品発表も多く、2000 年クリエイションギャラリー G8 での初個展を皮切りに、2021 年公益財団法人 竹中大工道具館、2022 年ATELIER MUJI GINZA での個展など多数開催。東京オリンピック2020 の公式アートポスターも手がけた。広告の仕事も多く、JAGDA、NYADC、東京ADC など、国内外で受賞。作品集に『Philippe Weisbecker Works in Progress』( パイ・インターナショナル刊)、『HAND TOOLS』(888 ブックス刊)などがある。
著者:フィリップ・ワイズベッカー
印刷:アイワード
定価:本体2,500円+税
発行日:2023年4月25日
ISBN:978-4-908439-24-7 C0070
【仕様】
サイズ:17.5x22.3cm
ページ:カラー 一部シルバー刷り 36ページ
装丁:中綴じ