典的絵画スタイルで描かれる
風景画、肖像画には生活に潜む
滑稽さ、不思議さ、そして悲しみがある
吉村宗浩は1980年代より地道に作家活動を続けながら、真摯に絵画と向き合ってきた孤高の画家です。作品からは私たちの生活に潜む滑稽さや不条理さが見えます。
「人間とはなんと愚かで、悲しみに満ち満ちているのだろう! この無限の宇宙空間の中の孤独な惑星で、僕たちはたとえ愚かだとしても、孤独だとしても、もがき苦しみながら生きていかなければならないのでしょう。僕はそんな人間をすごく愛おしく感じます。そんな人間をすごく描きたいと思うのです。」ー吉村宗浩
吉村宗浩/画家
1961年兵庫県生まれ。一般大学を卒業した後、画家への夢を捨てきれず武蔵野美術大学に改めて入学し、油絵を学ぶ。大学卒業後ほどなく故郷の神戸にもどる。作家活動を続け、50歳頃自身のスタイルを確立。ザ・チョイス にて複数に渡り優秀賞を受賞。本の装画、劇場ポスター等にも使用される。主な個展に「農夫と牡鹿」櫻木画廊(東京,2022年)、「雑居時代」 神戸元町歩歩琳堂画廊(兵庫、2021年)など。2022年10月、兵庫県立美術館にて個展「画家とアトリエ― メチエの修行場」開催。
著:吉村宗浩
デザイン:相島大地
印刷:シナノ
発行:888ブックス(ハチミツブックス)
定価:本体3,800円+税
発売日:2022年10月30日
ISBN:978-4-908439-23-0 C0070
【仕様】
サイズ:190×190×22ミリ
ページ:カラー 224ページ
装丁:上製本 カバーなし